マリー姫、ポケモントレーナーになる パート21
小説の続きをアップします。
ピッピ「ちなみにデルビルさんは♂だと伺っています。」
ワルイージ「他の手持ちポケモンと同じ♂か~。オレ様の手持ちポケモンは男子校みたいになっているな~。」
デルビル「デルビルルルッ?」
マリー姫「ピーくん、デルビルが何か言っているよ~。」
ピッピ「ワルイージさんの事を誰?って聞いていますね。まだ話していなかったので、丁度良いです。あの人はワルイージさんで、ボクのトレーナーですよ。」
デルビル「デルルルッ!?」
マリー姫「今度は何だって?」
ピッピ「ピッピ兄さんのトレーナーはこの女性じゃないんですか!?と言っています。マリーさんはボクの恋人で、今回ポケモントレーナーとして旅をする事になったので、付き添いをしているんですよ。」
ワルイージ「お前はデルビルにピッピ兄さんって言われているのかよ・・・。何があったんだ~?」
デルビル「ビルルルッ!」
ピッピ「オレはピッピ兄さんの強さと頭の良さに感服しました!って言っていますね・・・。」
マリー姫「ピーくんは強くて頭が良いだけでなく、性格もいいんだよ!」
デルビル「デルッ!(了解です、覚えておきます!)」
ワルイージ「ハブネークをゲットした時と変わらないじゃないか・・・。」
ピッピ「ボクも内心そう思いました・・・。」
デルビルはピッピの強さや頭脳に感銘を受けたようで、ピッピの事を兄さんと呼び舎弟のようになった。ワルイージやピッピの話によると、ワルイージのハブネークも同じような流れだったらしい。
ピッピ「という訳でデルビルさんもワルイージさんのポケモンになる事を覚えて下さい。」
ワルイージ「デルビル、オレ様とピッピの下でトレーニングを積んでもっと強くなるんだぞ~。」
デルビル「デルルルッ!(宜しくお願い致します!)」
ハブネーク「ハブッ!?(ボス、こいつ誰なんですか?)」
ワルイージ側の画面にワルイージのハブネークが出てきた。
マリー姫「ハブネークくんだね、ピーくん。」
ピッピ「ハブネークさん、ボク達の新しい仲間になるデルビルさんです。」
ハブネーク「ハブブブッ~。(こいつがオレ達の仲間になるんですか~。)」
ピッピはハブネークに新しく仲間になるデルビルを紹介した。
デルビル「ビルッ?(ピッピ兄さん、あれは一体誰なんです?)」
一方デルビルはワルイージに続いて、ハブネークの事にも疑問を抱いた。
マリー姫「ハブネークくんはピーくんの右腕的なポジションのポケモンで、結構な実力を持っているんだよ。」
デルビル「デルルッ!?(ピッピ兄さんにはもう右腕的存在がいたんですか!?)」
ピッピ「ま、まぁそう言う事ですね・・・。(何か悪の組織の総帥みたいになっているような・・・。)」
ハブネーク「ハネッ!(アニキに失礼な事をしたら、ゆるさねぇぞ!)」
ピッピ「ハブネークさん、そういう事は言わなくていいですよ・・・。内輪揉めは色々面倒なので、2人共仲良くやって下さい。」
ハブネーク「ハブッ・・・。(わかりました、アニキ・・・。)」
デルビル「ビルルルッ・・・。(やっぱりピッピ兄さんは凄いな・・・。強そうな右腕がちゃんと言う事を聞いている・・・。)」
マリー姫「ワルイージさんのポケモンって結構上下関係がしっかりしているんですね~。」
ワルイージ「オレ様の教育がしっかりしていますからね~。イッヒヒ!」
ピッピ「デルビルさんは明日の朝にワルイージさんの元へ転送しようと思います。」
ワルイージ「別に焦る必要はないから、そのデルビルもこのまま旅に連れていけ!」
ピッピ「えっ!?いいんですか・・・?」
ワルイージ「良い機会だから、こいつにも経験を積ませて強くしてやるんだぞ~。今までハブネーク達とトレーニングを積んできているお前なら出来るさ~。」
ハブネーク「ハネ~クッ!(アニキと2人でトレーニングできるなんて、贅沢すぎますよ!それならオレを転送して下さい、ボス。)」
ピッピ「気持ちはわかりますが、ボクとハブネークさんがいるとマリーさんのスキルアップにならない気もします。」
ハブネーク「ハブッ・・・。(そうですか・・・。)」
マリー姫「でもピーくんとハブネークくんがいるなら、どんなバトルも楽勝じゃない♪」
ピッピ「それだとマリーさんはずっと楽をして、トレーナーとして全然成長できませんよ!!」
マリー姫の怠け発言にピッピは強く反論した。
マリー姫「ピ、ピーくん・・・?」
ピッピ「マリーさんにはボクがバトルしている時に色々学んで、バケッチャさんでバトルする時に役立てて欲しいと思っているんですよ。それなのにそういう事を言われると悲しいです・・・。」
この旅中にピッピがバトルに多く参加していたのは、自分のバトルを通してマリー姫に今後のバトルに役立つ事を見つけて学んで欲しいという考えがあったようだ。
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