マリー姫、ポケモントレーナーになる パート72
【06//2016】
サトシ「あいつらに会いたいなんて凄い事を言うな・・・。」
セレナ「やっぱりマリー姫って結構変わった人みたいだね・・・。」
シトロン「ま、まぁ人それぞれ考え方は違いますから・・・。」
ユリーカ「それでもね・・・。」
デデンネ「ネッ・・・。」
普段ロケット団と戦っているサトシ達はマリー姫の様子に呆れていた。
マリー姫「せっかくだから、サインでも貰おうかな~。」ゴソゴソッ
ムサシ「サイン!?アタシが綺麗な女優だからって、いきなりサインだなんて困っちゃ~う!!」
コジロウ「ムサシ、嬉しそうだな~。」
マリー姫にサインを求められて、ムサシは嬉しそうにしていた。
ニャース「何向こうのペースに嵌っているのニャ!さっさとピカチュウ達をゲットするのニャ!!」
マリー姫「本当だ~、このニャースもピーくんみたいに人の言葉を話している。」
ニャース「それはにゃーが凄いポケモンだからニャ!んっ!?今誰と同じって言ったのニャ?」
マリー姫「あそこにいるピーくん。」
ピッピ「ふぅ~、脱出するのに少し手間取りましたね・・・。」
マリー姫が指差した方向にいたピッピは光の檻から脱出していた。
ムサシ「ゲゲッ!?」
コジロウ「あのピッピは短時間で脱出したのか!?」
ニャース「ってあのピッピも喋っているニャ!!」
ピッピ「脱出するのは少し苦労しましたよ。初めまして、ピッピと申します。」
ムサシ「ど、どうも・・・。」
コジロウ「初めまして・・・。」
ニャース「お、おみゃーは一体どうやって喋れるのニャ・・・?」
ピッピ「ボクの場合はお母さんからの遺伝が関わっていますね。ニャースさんの事は噂で聞いていて、ポケモン世界でも有名な方にお会いできて光栄です。」
ニャース「そ、それ程でも~・・・。」
ピッピの発言にニャースは満更でもない表情をしていた。
マリー姫「そうだ、ニャースちゃんにも会わせてあげよう♪」パカーン
ニャース♀「ニャーッ。」
ニャース「あにゃー、可愛い女の子だニャ♪」
ムサシ「あらら・・・。」
コジロウ「あの子に恋をしたな・・・。」
マリー姫のニャース♀を見たロケット団のニャースは目をハートマークにしていた。
サトシ「マリー姫もニャースを持っていたんです?」
マリー姫「はい、前からネコを飼いたいと思っていたので、カントー地方であの子をゲットしました♪」
セレナ「へぇ~、お姫様でも一般的なペットを飼いたいと思うんだ~。」
ニャース「あ、あの~、にゃーとお友達になって欲しいのニャ~♪」
ニャース♀「ニャニャニャッ!」プイッ
ニャース「ガーン!!!」
ピッピ「そんな・・・。」
マリー姫のニャース♀が発言したところ、ロケット団のニャースとピッピがショックを受けていた。
ムサシ「どうしたの、ニャース?」
コジロウ「あの子は何て言っているんだ?」
ニャース「人間の言葉を話すポケモンなんて気持ち悪いってニャ~!!」
サトシ「えっ!?」
セレナ「よ、要するに振られた訳ね・・・。」
シトロン「いきなり振られるというのは・・・。」
ユリーカ「流石に可哀想・・・。」
デデンネ「デンネッ・・・。」
マリー姫「な、何か悪い事した気分・・・。」
ムサシ「前にも同じ事言われていたわね・・・。」
コジロウ「しかも同じ結果に・・・。」
ニャースが振られた事を知ったムサシ達は少し引いていた。
ピッピ「それってボクの事も含まれていますよね・・・。」ガクッ
ニャース♀「ニャニャ~ッ!!(そ、そんなつもりじゃないですよ~!!)」
ピッピまでショックを受けている事に気付いたマリー姫のニャース♀は慌てて弁解し始めた。
マリー姫「ニャースちゃん、ピーくんまで貶すなんてどういう事?」ゴゴゴゴゴッ
ニャース♀「ニ、ニャ~ッ!(ピ、ピッピさんの事を言った訳じゃありません~!!)」
今度はマリー姫が険しい表情でニャース♀を問い詰め始め、ニャース♀はさらに慌てていた。
マリー姫「普段からマリーのダーリンの事をそんな風に思っていた訳なの?」ゴゴゴゴゴッ
ニャース♀「ニ、ニャニャ~ッ・・・。(け、決してそんな事は・・・。)」
マリー姫「ピーくんをバカにするのなら、さっき買ってあげたリボンは返してもらおうかな~。」
ニャース♀「ニャニャニャッ!!(そ、それだけは~!もうあんな事は言いませんから、許して下さい~!!)」
ニャース♀は気に入っているリボンを没収されたくないようで、マリー姫に泣きながら謝っていた。
マリー姫「まぁ、今回は特別に許してあげる。とりあえずボールの中でしっかり反省して!」ビッ
ニャース♀「ニャ~ッ・・・。(はぁ~い・・・。)」
ニャース♀はホッとした表情でボールに戻っていた。
サトシ「あのニャース、相当怖がっていたな・・・。」
セレナ「マリー姫は怒ると相当怖いみたいだね・・・。」
ニャース♀を叱っているマリー姫の気迫にサトシ達は引いていた。
ニャース「にゃーは好きな女の子に振り向いてもらう為に、努力して人間の言葉を覚えたのにニャ・・・。」
ピッピ「あんな事を言われるのはショックですね・・・。」
ニャース「おみゃーはにゃーの悲しみがわかるのニャ!?」
ピッピ「ボクも人間の言葉を話すポケモンですよ!」
ニャース「おみゃーって結構良い奴なのニャ~!」ガバッ!
ピッピ「ニャースさん!」ガバッ!
ニャースとピッピは抱き合いながら泣いていた。
Category: 小説
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Comments
意外な展開…。(笑)
こんばんはです〜。
バトル展開になると思ったらすっかり和みムードになっていますね〜。(笑)
サインを求めるなど、マリー姫はすっかりロケット団のファンのような反応をしていましたね〜!
そしてロケット団のニャースはマリー姫のニャースに失恋してしまいましたね…。(^_^;)
人間の言葉を話すポケモンが気持ち悪いの発言で同時にピッピの事も傷付けてしまったようで巻き添え?を食らったピッピも散々でしたね…。
ですがそのお陰でニャースとピッピは意気投合したようで次回はどうなるのか楽しみです♪
今回は色々とアニメにはない展開があって面白かったです!(^_^)
Posted at 19:48:38 2016/07/06 by ak
Comments
Re: 意外な展開…。(笑)
こんばんは~。
アニメ本編ではありえない展開ですが、アニメを観てきた者としてはこういう反応もあってもいいかなと思いまして(笑)
有名人に会ったらサインが欲しいと思うのも人間の心理かなと思って取り入れました。
ニャースの失恋シーンは過去にニャースが好きな女の子に振られたシーンを再現しましたね~。
ロケット団のニャースとピッピが意気投合させる流れにするにはどうしたらいいかなと考えた結果、同じ共通点でわかり合うというのが無難だと判断しました!
ありがとうございます(^^)
アニメにあった流れも使いつつ、独自に考えた展開を披露する事ができました♪
Posted at 22:07:02 2016/07/06 by 自称悪魔族使いのS
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